先日からThe Reracsについて紹介していますが、今回は今季筆者が買ったワイドパンツをご紹介。ブランド定番のWIDE EASY SLACKS です。
The Reracs ワイドイージースラックス の特徴
定番品の展開が比較的多めのブランドですが、こちらのワイドパンツも長く定番的にリリースされているアイテム。
外部リンク <RERACS LIGHT MELTON WIDE EASY SLACKS>
まずは生地の特徴から。ブランド定番生地のsuper140’sのウールメルトンなんですが、一見して高級品と分かるツヤツヤスベスベの生地。ハイブランドで使っているような、触ってその手触りの滑らかさにビビるという超高品質の国産生地です。
外部リンク <“FASHION PRESS” 「ザ・リラクスのメルトンコートができるまで – “誰が着ても美しい服”を作る秘密」>
厚みと張りがあり、しわもできにくく強い落ち感があります。ワイドパンツは落ち感のあるドレッシーな生地で作るとバランスがとれて完成度が高くなると良く言われますが、その典型みたいなアイテムです。
裾幅がサイズ48で27cmとめちゃめちゃ太い(NEATのWIDEより1cm太いと言えば伝わるかな?)。世の中にあるワイドパンツの中でもトップクラスに太いんですが、生地の落ち感と高級感のおかげで野暮ったさが全く無いんですね。

裾幅27cmの極太ワイドとは思えない
すっきりした見た目です
間違いなく名品でしょこれ、と思ったので満を持して購入したのですが、お値段は税込みで40,700円。。ズボン一着に4万円!?と絶対値だけ見るとちょっとひくくらい高いんですが、買ってみると割安感があるのが不思議。(ほんとかおい)。品質と面構えからすると、もうちょい高く売っててもおかしくないなと感じますね。
おそらくある程度服を見てきてハイブランドも含めた相場感が分かる人というか、服好き的にはお得感を感じるという、このあたりの価格のさじ加減は狙ってやってるんでしょう。まあ少なくとも筆者には刺さったわけで間違いではないと思います。
このあたりもブランドの特徴なんでしょうけども、デザイナーが元々ヨーロッパハイブランドに強く傾倒していたと自身でおっしゃっていて、そういったハイブランドをデザイン面でも価格面でもローカライズしている所が多分にあるんだと思います。
かなり満足感の高い、当たりアイテムであることは間違い無いので、ちょっと高くても良いから良いパンツが欲しい!という方には強くおすすめしたいアイテムです。
The Reracs ワイドイージースラックス の着こなし
公式通販の着画だとクッションをつけており、そうすると一気にワイド感が強調されますね。筆者はノークッションで履いていますが、好みと着こなし次第でどちらでも良いかと思います。生地が素晴らしいので、どちらでもこのパンツの良さが損なわれることは無いでしょう。

太さがあまり感じられませんが
裾をたるませると太さが強調されます
ノータックなので腰回りのディテールは比較的すっきりしており、紐で縛るイージータイプ。その紐の先端にはオリジナルの重厚感のある金具がついており、これがまた高級感があるため、すっきりしているんだけどシンプル過ぎないという絶妙なバランス。

細部まで手が込んだ作りです
ちなみに筆者はロールアップして履いていますが、裾直ししてしまっても良いと思われます。
筆者も最初は裾直しすることを前提に長く作ってるパンツだろうから直そう、と思っていました。ですが試着時に販売員さんに「今年のコレクションではロールアップしてますから、直さないのもありですよ」と言われ、よくよく見たらなるほど、コレクションではロールアップして履いてる。なのでこれもアリだなということで、裾直しはしないことにしました。
外部リンク <The Reracs 2019-20秋冬コレクション>
クッションをつけて履くバリエーションも持たせることを考えると、ロールアップの方が良いかもな、とも思いまして。今後はそんなトレンドにもなりそうですし。ということでどっちでも良いと言いつつ、筆者としてはロールアップ推奨です。
The Reracsのアイテム全体に言える話なのですが、ここまで綺麗な生地でミニマルな整った形をしていると、どこか女々しさというか王子様っぽさというか、ユニセックスっぽい雰囲気が出てきます。以前にも書いた通りそれがブランド特徴ですし、良いところなので、上半身は着古したミリタリージャケットなんかを着るとバランスがとれて更に良さが引き出されると思います。
まとめ
以上、The Reracsのワイドイージースラックスのご紹介でした。
直近では取り扱い店も増えてきたとはいえ、まだまだ一般的なブランドでは無く誰でもどこでも試着可能というわけではと思います。なのでお勧めしづらいブランドではあるんですが、もし機会があれば是非触れてみてください。服好きの興味をそそる、かなり良いブランドなので。
ではでは。
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