ファッションの話

LEのセットアップを買いに行った話

今回は高感度セレクトショップ「L’ECHOPPE」Eのオリジナルレーベル「LE(エルイー)」の話。

以前にもLEのシャツについて記事を書きました。

その後も度々「LE」のアイテムはリリースされていて、いいなーと横目で見てたんですが、満を持してというか、ついにというか、11/1にセットアップがリリースされました。

 外部リンク<FASION PRESS “コモリ小森啓二郎とレショップの「エルイー」新作セットアップ、ジャケット&パンツを自由にセレクト”>

 外部リンク<AH.M “気になる服とか人とか Vol.12”>

もうインスタで見た瞬間に「あかんこれ欲しい」となりまして、早速買いに行きました。

え?品切れ?

で、そのセットアップの発売日は11/1。11/1って金曜日ですからね。普通の会社員の筆者はお店行くの無理。なので翌日からの連休に買いに行きました。

家族でお昼ご飯を食べて、お昼過ぎにL’ECHOPPEに到着。お店に入った瞬間に嫌な予感がしたんですよ。。入って右手のラックを見たらもうほとんど無くなってて、欲しかったベージュのダブルのジャケットは一着も無い。油断ですよね、まじで。

筆者「ベージュのダブルが着たいんですけど」

スタッフさん「すみません、もうなくなっちゃってて。。サイズ2のサンプルならあるんですけど。」

筆者「まじすか。発売当日で瞬殺ですか?開店前から行列って感じだったんですかね?」

スタッフさん「いやそこまでではないんですけど、午前中にはサイズ欠けしてましたね。通販の方ももう完売してて。」

金曜日の午前中って普通の労働者は労働してる時間やん。午前中に服買いに行くとか無理やろ。どうしろと?前もって分かってれば有給とるけども。。あれですかね、中毒患者が少ない薬に群がってるというかなんというか。遅れて行った筆者みたいなのはまだ症状が浅い方なのか。。

スタッフさん「12月には再販するかも&11月中にもしかしたら受注会するかも。するときはインスタで告知。」

ほほう。まじすか(歓喜)。じゃあもうその時に絶対買うとしてサイズだけでも確かめておかねばということで、残ってるものを着させてもらうことに。

それにしてもまだ試着もしてないのに完全に買う気になってますからね。何がそんなに刺さったのか、自分でもよう分からん。

LEのセットアップ 試着した感想

まず前提として、カラーはブラックとベージュの2色展開。ジャケットはシングルとダブルの2型×5サイズ(1~5)。パンツはノープリーツ、軍パン、ツータックの3型×3サイズ(1~3)。

もう一見して生地がイケてる。しっかりと厚みのある、硬めでツヤツヤな高級感抜群の綾織りコットン生地。値段から想像していたものとまるで違ったのでここでまずビックリ。もっと薄いコットン地を想像していました。スタッフさん曰く、いつも通り小森さんが探してきた生地なんだそうですが、エディスリマンが?セリーヌ?で使った生地?みたいなことを仰ってました。そういう殺し文句やめて欲しいんですけど、まあハイブランドで使ってましたって言われても納得感あるくらい良い生地であることは分かります。

そしてまずジャケットから試着。もうね、やばい、良い。太いアームホールとあんまり絞られていないウェストシェイプが醸し出すこの雰囲気。自分でも何でそんなところに心奪われているいまいち分からないけど、今の気分がこれってことなんでしょうね。LE恐るべし。

ジャケットはとりあえずサイズあるだけ羽織ってみましたが、どのサイズでもいけそうな感じ。1だと小さめだけど全然着られるし、5でも大きめに着てる感が出るだけで許容範囲内。一番筆者にベストなのはたぶん3か4なのかな、くらいは判別つくんですが、このサイズを大きく振ってもおかしな感じがしないのが非常に不思議。1と5という、そこまで離れたサイズでどっちでも着られるってあんまり聞かないですよね。このあたりがLEのコンセプトってことなんでしょうね。着る人の好みに合わせて選択が可能にしてある、絶妙なサイズバランスにしてあるという。何でそんな服が作れるのか不思議なんですが、どのサイズでも着られるってことは、ジャケットを1にしてパンツをサイズ上げてはくとか、ジャケットを大きめにしてパンツを小さくするとか、上下大きめにするとか、好みに合わせて組み合わせることが可能なわけです。

そうすると色の組み合わせも考えると、ジャケット2色×2型×5サイズ×パンツ2色×3型×3サイズの360通りの組み合わせがあるってこと?上記リンク先のインタビューでも言ってましたが、組み合わせを考えだすと試着時間がとんでもないことになりますね。

というかそんなに試着するのは不可能なんで、ある程度自分の好みというか狙いが定まってないと決めることができない、即ち買うことができないので間違いなく玄人向きです。サイズ感をどう振ってどういう感じにしたいのか、って結構なリテラシーがないと分からなくね?って話です。

ちなみに上記インタビューにも書いてあった通り、LEのシャツと同様にブルックスブラザーズがベースになっているそうなんですが、シングルはかなり古い型がベースになっていて、古着で探して見つけられる型だそう。古き良きブルックス時代のものってことなのか?古いブルックスがどういったものなのかの知識を筆者が持っていないので言葉にできないんですが、服好きがキュンとくる気持ちは分かります。

しかし、欲しかったベージュのマイサイズが品切れなので今回は買えず。畜生。

パンツは比較的サイズが残っていて、ノープリーツとツータックのブラックとベージュを試着。会社へ着ていきたいので今回は軍パンはとりあえず無し。パンツの方がもっとキュンときましたね。伝わりますかね、間違いなく狙ってやってるこの丈感と中途半端な裾幅が醸し出す、野暮ったいけどかっこいいこの感じ。この全然デザインしてないというか、狙ってない感じがやばい。いやジャケット同様にクラシックな作りとルックスを表現しているんでしょうけども、この分かるような分からないような、分かる人が分かればいい的なマニアックさがこれの真骨頂なんだと理解しています。なので生地と作りがいいってのは非常に重要なポイントですね。

ツータックパンツのサイズ2
お値段18,000円
太くもなく細くもなく
分かりやすくテーパードがかかってるわけでもなく
何を狙ってるのかよく分からない
この野暮さがたまらなくいい

まとめ

ということでパンツは満足いくまで試着できたので、ベージュのツータックを購入。

LE セットアップのツータックパンツ
なんてことない普通のいいチノパン

昨今のある程度の良いパンツだと30,000円くらいが相場ですが、これは同じくらいの格で18,000円というお値段なので、お得感はありますね。その辺りはセレクトショップオリジナルアイテムであればそうあって欲しいし、当たり前ですが購入動機になりますね。

今回は手に入れられなかったジャケットは次回の再販時には必ず購入したいと思います。その際はまた記事を書こうかな。

ではでは。

※↓続きはこちら。併せてお読みください。

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