今回は近年の人気アイテム、Graphpaper(グラフペーパー) Thomas mason(トーマスメイソン)シャツを買った時の話。
着用感とか、サイズ感、サイズ選びの考え方を解説します。
- 気になってるけど、試着する機会が無いしどうしようかな
- 通販で買おうかな
そんなふうに思っている人に読んで欲しい話です。
ふーん、こんな感じかぁ(´・ω・)、とちょっとでも参考になれば嬉しいです。

Contents
Graphpaper(グラフペーパー)とは?オススメの店舗は?
まず、Graphpaper(グラフペーパー)とは、南貴之氏がクリエイティブディレクターを務める、コンセプトショップ。
服はユニセックスで着れるものが多く展開されていて、服以外にもオブジェや花瓶、器も珍しいものがセレクトされていたり、見に行くだけでも価値のある大変楽しいお店です。
原宿に本店があるのですが、この本店、行ったことがある人は分かると思いますが、めっちゃ分かりづらい場所にあって、しかも見やすい看板も出ていなくて入口も分かりづらいという、入りづらいことこの上ないショップ。
知らない人からしたら、「ここお店なの?(;・∀・)」ってくらい分かりづらい。
原宿店は、店内も非常に特徴的で一見の価値はあるのですが、場所が分かりづらいし、入りづらいのでオススメは “日比谷ミッドタウン”の3階にある、”日比谷セントラルマーケット” にある店舗。
この “日比谷セントラルマーケット” の店舗も、「ここはギャラリー?」という感じの、普通の洋服屋さんぽくない雰囲気のお店なんですが(そもそもグラフペーパー自体のコンセプトが “ギャラリーとしての機能を持つキュレーション型のセレクトショップ” ということなので、ギャラリーっぽくて当然なんですが)、ひらけていて入りやすいんですよね。
何より “日比谷セントラルマーケット” 自体がとても楽しい複合店舗なので、せっかく行くならこっちがオススメ。
店員さん達も大変感じの良いお店です。
グラフペーパーと関係ない話ですけど、日比谷ミッドタウンの近くにある“紅鹿舎”という喫茶店がとってもオススメ。
昭和32年創業の、美味しい軽食と珈琲を出してくれる、レトロな雰囲気の老舗喫茶店です。
日比谷に来られた際はここでランチか、お茶すると良いと思います。
Graphpaper(グラフペーパー)×Thomas mason(トーマスメイソン) シャツ:どんなシャツ?デザインと特徴
Graphpaper(グラフペーパー)はセレクトショップの名前でもあり、ブランド名でもあるので、無理やりカテゴリ分けするならセレクトショップオリジナル(セレオリ)の部類に入るのかもしれません。
しかし他のセレクトショップへの卸(おろし)もしていますし、クオリティとしては十分にドメスティックブランド(ドメブラ)のレベルのものです。
クリエイティブディレクターの南氏も仰っていますが、ドメブラと言った方が正しいでしょうね。
そんなGraphpaper(グラフペーパー)を代表するアイテムの一つがこの、Graphpaper(グラフペーパー)×Thomas mason(トーマスメイソン) シャツ。
近年の人気アイテムの一つです。
Thomas(トーマスメイソン)の生地
生地はThomas(トーマスメイソン)のブロードが使われています。
トーマスメイソンとはイギリスを代表する老舗生地ブランド。
極細の糸を使った美しい生地を作っており、スーツ用のドレスシャツでも高級生地の定番なんですが、ドレスシャツだと20,000円くらいが相場かな?
筆者もスーツ用のシャツでトーマスメイソン生地のものをいくつか持っていますが、一目でわかるくらい発色の良さが段違いに綺麗。
そして他では見られないくらいハリとコシが強く、表面はツルツル、ツヤツヤの高級生地です。

ブルーストライプですが
他のシャツ生地より
一目でわかるくらい発色が綺麗です

発色と生地表面の美しさが
普通のシャツ生地と比べて段違いに良いです。
ベースはラルフローレンの古着シャツ
デザインのベースはアメリカ古着の大定番、ラルフローレンの90年代のシャツ。
身幅の大きめのゆったりした、アメリカントラッドなシャツですね。
その90年代のラルフローレンのシャツに、イギリスを代表する高級シャツ生地であるトーマスメイソンのブロード生地を乗せ、襟だけはそのままだと野暮いので、現代にマッチするように付け替えたのが、こちらのGraphpaper(グラフペーパー)のシャツ。
古着のラルフローレンが持つアメリカンなクラシックさとバランス感を残しつつ、トーマスメイソンの美しいブロード生地を使うことで、古着とはまた全然違った、現代的で清潔感のあふれる、普遍的な魅力のある逸品。
とてもGraphpaper(グラフペーパー)らしいシャツです。。
定番展開しているけど、生地は毎回変えてリリース
毎年展開されている定番アイテムですが、生地は毎回変えてリリースされています。
なのでシーズンが変わると、以前の生地でできたものは買えなくなるので、気に入った生地のものを見つけたら迷わず買った方が良いかも。
2020SSの白地ベースのピンストライプ生地は、特に清潔感強めの良品。筆者は既に2018SSの同アイテムを持っていたのですが、こっちの方がイイ、ってことで処分して、今年改めて20SSバージョンを購入しました(/・ω・)/。

出典:Graphpaper Official Web Store
Graphpaper(グラフペーパー)×Thomas mason(トーマスメイソン) シャツ:サイズ感とサイズ選びを解説
悩ましいサイズ選びですが、結論から言うと、サイズは上げない方が良い。普段のサイズで選べばOK、ですね。
筆者(177cm、67kg)でSize2にしました。大抵の男性であれば、Size2、小柄な方でSize1で良いと思います。小柄な方でもSize2で良いかもしれません。
各サイズの寸法は?
Graphpaper(グラフペーパー)×Thomas mason(トーマスメイソン) シャツのボタンダウンタイプは定番の型に加えて、オーバーサイズの型が2020SSから加わり、それぞれの寸法は↓になっています。
“Graphpaper Thomas Mason L/S B.D Box Shirt”(定番モデル)価格:27,500円(税込)
- Size1 肩幅54cm 身幅62cm 着丈87cm 袖丈56cm 首回り 41cm
- Size2 肩幅55cm 身幅65cm 着丈88cm 袖丈57cm 首回り 43cm
- Size3 肩幅58cm 身幅67cm 着丈89cm 袖丈59cm 首回り 45cm
“Graphpaper Thomas Mason Oversized B.D Shirt” (オーバーサイズモデル) 価格:28,600円(税込)
- SizeF 肩幅68cm 身幅83cm 着丈87cm 袖丈56cm 首回り 49cm
値段高っ( ;∀;)。
袖口の寸法は、どれもだいたい11cmくらいで、普通の太さ。
肩口から袖先にかけて細くなっていく、テーパードした袖の作りになっており、大きなサイズ感の割に袖はあんまりダボダボしていません。
なのでオーバーサイズなシャツの割には比較的すっきりしていて、着やすい作りになっています。
肩は落ちる寸法になっているので、サイズ選びの時に肩を合わせる必要は無し。ってか肩を落として、オーバーサイズ感を出して着るシャツです。
実際に着てみると分かるんですが、わざとサイズを上げて着て、ゆるっと感を強く出すと超かっこいいんですよ、このシャツ。
そんな感じのサイズ感なんですが、全サイズ試着して気づいたサイズ選びのポイントは、首回りの寸法。
サイズ選びのポイントは首回りのサイズ
このGraphpaper(グラフペーパー)×Thomas mason(トーマスメイソン)のシャツは寸法の通り、首回りもかなり大きいんですね。
ちなみに筆者(177cm、67kg)がドレスシャツをパターンオーダーなんかで、きっちり寸法を合わせて作るときの首回りは38cm。
Size2でも43cmなので、筆者のジャストサイズと比べると5cmも大きい。
首回りのサイズが大きいのは、ディレクターの南氏がとても大柄の方なのでそれも影響してるのかな?と想像しますが、おそらくこのグラフペーパーのシャツは、普通体形の方が着ると首回りが余ると思います。
そもそもスーツ用のドレスシャツを着るときは、首回りの寸法がかなり重要。
大きすぎても小さすぎても首回りに不必要なシワができてしまい、だらしなく見えて、見栄えが悪くなります。首の下の部分って目立ちますからね。特にネクタイをしたときに、ピシッとシワが無い状態がベスト。
なのでスーツ用のドレスシャツは、首回りのサイズをぴったり合わせて着るのがセオリー。
グラフペーパーのシャツは、トーマスメイソンのドレス生地で作られているとはいえ、カジュアル用途のシャツなのでネクタイを付けて着ることはほぼ無いでしょうし、襟型もカジュアルなボタンダウンで、襟がしっかり立ちます。
だから、スーツ用のドレスシャツほど首回りのサイズに神経質になる必要は無いです。
しかしそうは言ってもシャツであることには変わりはないので、あまりにも首元がガバガバ過ぎると、見た目に違和感を覚えるんですよね。
“彼シャツ”(女の子が彼氏のシャツを着ている感じ)っぽさが出るというか。
まあ、その“彼シャツ”っぽさも女子が着ればかわいくて良いんですけど、男子だとちょっと難しい。。単に「首のサイズ合ってなくない?」ってなるのがオチ。
オーバーサイズモデルにいたっては首回り49cmですからね。筆者のジャストサイズより11cmも大きい。
実際筆者がオーバーサイズモデルや、Size3を着ても、首回りがガバガバ過ぎて、ちょっと着こなしに苦労しそうだな、という感じでした。
普通の体形の人なら無理せずSize2がおすすめ
筆者が試着したときも、首回り以外はオーバーサイズ感がめっちゃかっこいいので、オーバーサイズモデル(SizeF)か、Size3を買いたくなったんですよ、ほんとは。
しかしやっぱり首回りのガバガバ感が気になって、肩を抜いて着るとか、ボタンを留めないでアウター気味にして着るとか、何かしら工夫しないと着こなすのが難しいだろうな、、と思ったので、無理せずSize2を選択。
筆者(177cm、67kg)で首回りはSize2が許容範囲ギリギリって感じでした。
Size3やオーバーサイズモデルは大柄で首が太い人か、着こなしでカバーできる人におすすめです。
自分は首が太いんだよねーって人は、スーツで着るシャツの首回りのサイズを確認してみましょう。
Graphpaper(グラフペーパー)×Thomas mason(トーマスメイソン) シャツ:コーデの紹介
コーデってほど大したものでもないですが、ご参考までに筆者の着画を載せておきます。

パンツは細身で合わせれば、まあ合わないわけがない。
ちなみにホカオネオネはグラフペーパーで
常にセレクトされているシューズです。


Sizeを上げるとかっこいいんですが
首回りが余り過ぎるので、このくらいがちょうど良いです。

身幅が大きくて生地をたっぷり使ったシャツをタックインすると、
腰回りにフワッと生地がたまりやすくなります。
自然な印象でタックインできるので、
こういう生地をたっぷり使ったシャツでのタックインはおすすめ。

カジュアルに合わせてもキレイにまとまる
使い勝手の良いシャツです。
購入時のご参考に
以上、グラフペーパー×トーマスメイソン シャツの購入レビューでした。
値段が3万円近いシャツですから、まあ購入のハードルは高いでしょう。
通販で買うときなんかの参考になれば良いかなと思い、サイズ感を中心に解説しました。
今のトレンドにも合っている、大変オススメできるシャツなので、もし気になっている方がいれば参考にしてください(´ω`)。
ではでは~。