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10年後(2030年)の社会がどうなっているのか?考察してみた その4

今日も10年後の社会がどうなっているか考えてみようのシリーズです。

前回のお話はこちら↓

前回の話のポイントは、

・都心のオフィス面積、オフィス街は縮小する。

・国際化の進展とともに職住近接の傾向が強まり、空いたスペースはホテルや住宅になる。

でした。今回も引き続き都会の景色がどう変わるのかを考えてみます。

生活空間の大半が屋内化する

今って生活必需品はほとんどのものが通販で手に入ります。で、NetflixとかSpotifyとか定額低料金で楽しめるコンテンツも充実しています。ゲームなんかも無料で楽しめるものがたくさんあるし、他人とのコミュニケーションもスマホ一つあれば容易にできる。ぶっちゃけ引きこもってても十分に生活は可能ですし、実際そうやって引きこもっている人はいっぱいいます。しかし引きこもりが問題になっていることも事実で、その際に問題とされているのは就労の話。ずっと引きこもっててると働けないから収入が無くなって親に寄生するしかなくなるし、そういう金が無くてキモいおっさんが増えるのが社会問題だとされているわけです。

でもちょっと想像して欲しいんですが、

・技術の進歩でテレワークが容易になって会社に行く必要が無くなる

・自宅や近隣のシェアオフィスで仕事をするようになる

ってことになれば、今まで普通に生活していた人達も外出する機会が大幅に減りますよね。労働って意味では、引きこもりと呼ばれる人達とそうじゃない人達の境目が曖昧になり、業務上必要なコミュニケーションさえとれれば引きこもってても全然問題無くなるわけです。誰しもが外出しなくても問題無く生活できるようになるということ。

更に最近は駅直結のマンションや、ショッピングモール、オフィスビルが増えてきています。誰だって雨風晒されずに移動したいし、特に昨今は夏の強烈な猛暑もり、空調管理された空間の中に居たいという欲求は強まっています。また台風や豪雨等の自然災害のリスクも格段に高まっているので屋外にいることがそもそもリスキーになりつつあり、安全面でも屋内に居ることが合理的です。駅からビル、ビルとビルの間を渡り廊下や地下道でつないで閉鎖空間の中を移動するって、都心の一部地域であれば既に実現していますが、これからどんどん一般化していくと思われます。だってその方が快適なんだもん。そして快適じゃなきゃ人は集まりません。

というかむしろ車移動が当たり前の郊外や田舎の方が、建物から建物を車という閉鎖空間を伝って移動する分、今でも顕著な話かもしれません。車の自動運転が実現すれば更に拍車がかかると思われます。

つーことで今でも自然に触れ合う機会って意識しないとなかなかありませんが、どんどん生活空間の屋内化は進むと思われます。まあその方が合理的ですから、そうなるのは当たり前の話です。

“外出の目的はエンタメ”が当たり前になる

しかしですよ、人間ずっと引きこもっていたら気が滅入るし、外出したくなるのが普通です。気晴らし、エンタメ目的の外出です。

というかそれしか外出する合理的な理由が見いだせないんですよね。エンタメと一口で言っても友人に会うとかも含まれます。要はその場に行かないと体験できない、実体験を伴った娯楽です。そうすると、ただ必要なものを買いに出かけるような娯楽性の薄い外出は意味が無くなるので、商業施設の淘汰が凄い勢いで進むと考えられます。というかアメリカなんかは既にそうなっていて、小売の通販化が進んでショッピングモールの廃墟化や小売店の閉鎖が物凄い勢いで進んでいます。2030年にはおそらくほとんど絶滅に近い状況になっているでしょう。

じゃあエンタメとして成り立つような、”楽しさ”を提供してくれて、わざわざリスクをとってでも行きたくなるところってどんなところでしょう。ぶっちゃけディズニーランドくらいの楽しさが無いとダメなんじゃないかと思うのですが、そうすると繁華街がディズニー化するってこと?それは楽しそうだし是非そうなって欲しい。

そうなる可能性があるものって色々ありそうですけど、たぶん最も可能性が高いのが飲食。飲食って市場の規模が巨大で、美味しさだけではなく空間演出なども含めると多様なクリエイティビティーが求められますし、そもそも現場に行かないと消費できないので、足を運ぶ意味があります。実際、今でも都心の感度高めのアパレルショップでは飲食店を併設させたところが多くあります。ベイクルーズ系列なんかは比較的多く見かけます。

 外部リンク<CITY SHOP>

よくよく考えると、食ってエンタメなんですよね。わざわざ原宿、表参道にタピオカを飲みに行くってのはそういうことですし、集客装置として機能するってことです。今でも多種多様な飲食店がありますが、今はまだ労働集約的なビジネスなので更なる効率化や工夫が必要そうではありますが、産業としての可能性を秘めているのは間違いないようで、実際大企業でも目をつけてるところは多い様子。

まとめ

ということで今回のポイントは次の2点

・技術の進歩で生活空間の大半が屋内化して、外出機会が今以上に減る

・街のお店は飲食店を中心に楽しさの提供に特化し、よりエンタメ空間として洗練されていく

今日はここまで。次回に続きます。

ではでは~。

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