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10年後(2030年)の社会がどうなっているのか?考察してみた その3

今日も前回の続き。10年後の社会がどうなっているのか考えてみようのシリーズです。

前回の話のポイントは↓。

・郊外や地方の駅前にワーキングスペースが増える。

・ワーキングスペースを増やせた自治体は人を呼び込める。

・転勤や海外赴任者は減る。転勤や海外赴任は一部のエリート層が担うことになり、多様な働き方の増加ととともにビジネスエリートとそうでない人の経済格差がより顕著になる。

今回は都会、都心がどうなるのか?という話です。

都心のオフィス面積、オフィス街は縮小

テレワークを活用して遠隔で働く人が増えれば、当たり前ですが今のように全員のデスクが用意されている広いオフィスは必要無くなります。

会社に来た方が都合が良い人も多くいるでしょうし、計画策定業務だったり、アイデアを練る議論のために集まって話す場は必要なので、オフィス需要はゼロにはなりませんが、今ほどのスペースは必要無くなるはずです。もっと言うとプロジェクトの特定の時期だけ一か所に集まる必要があったり、予算編成のある決まった時期だけオフィスに行く必要があるとか、緊急時に集まる場所が必要とか、そういう時期によって会社に通うというメリハリのある働き方が一般的になるでしょう。

言ってて気づきましたけど、筆者自身もオフィスに行くのは年間の半分くらいでいいような気がしますね。一年間の中でも忙しい時期と暇な時期って、あると思うんですよね。暇な時期までずっと会社に張り付いてる必要ってないだろうと思います。

今まで都心でかかっていた家賃コストを、通勤費のような位置づけで郊外でのシェアオフィスを使用する経費にもできますし、全体的にはコスト削減にもつながる話でしょう。

職住近接は国際的に人を呼び込むために必須

都心のオフィス面積が減ってオフィス街が縮小するところまでは簡単に想像できるのですが、それで空いたスペースが何に使われるかが、今後の街を形作るポイントです。

足りない足りないと言われているホテルは間違いなく増えるでしょう。あとは職住近接の傾向が強まりタワーマンションが増えると思われます。ITエンジニアとか、世界的に今後ますます需要が高まり、今でも不足している高度人材って日本国内だけでは賄いきれないので世界中から呼び込む必要があります。しかしですよ、そういう人達が東京の通勤地獄を許容できると思います?つーか無理だろって話です。そんな極度に不快な目にあってまで日本で働くメリットがあれば別ですけど、普通は快適な労働環境を望むはずです。

高輪ゲートウェイの開発計画と住宅の確保

山手線の新駅の”高輪ゲートウェイ”ですが、国際的なビジネス交流拠点にするとか、国際金融都市を目指すとか壮大な目標が掲げられてます。で、この計画の一環として環状4号線の整備が計画されています。

 外部リンク<東京都市計画道路 環状第4号線(高輪区間) の測量及び事業の進め方 について>

 外部リンク<JR東日本 品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)に係る都市計画について>

高輪ゲートウェイから白金までの道路を整備するという計画。これって要は、高輪ゲートウェイとか品川付近にエリート外国人にたくさん来てもらうために彼らの住む場所として高輪とか白金の高級住宅街を想定しているということ。アクセスし易いようにして利便性を高めて高度人材に来てもらおうという話。

白金とか高輪って今は少々アクセスが悪くて、だからこそ閑静で暮らしやすい住宅街なんですが、今たくさん住宅や建物があるところをぶち抜いて道路にしてしまおうってそんなことできるんですかね。間違いなくもめるので要注目ですが、そこまでしてでも働く人の住む場所を確保しないと人を集められないってことでしょう。

別に外国人に限らず日本人を集めるにしても同じでしょう。通勤時間なんて短い方が良いに決まってますし、満員電車でストレス貯めるとか勘弁して欲しいのは、別に外国人に限らず日本人でも一緒です。ってか当たり前の話。

そのくらい都心の住宅が不足しているし、これから不足することが明らかだってことですから、空いたオフィスが住宅化していくというのは、あり得る話じゃないかと思います。

まとめ

以上、今日のポイントは下記2点。

・都心のオフィス面積、オフィス街は縮小する。

・国際化の進展とともに職住近接の傾向が強まり、空いたスペースはホテルや住宅になる。

次回に続きます。

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