電機業界と会社の話

突然やってきた人類史の転換点

アメリカがやばいことになっている。トランプ大統領が再選ってことになったら、内戦になってもおかしくない勢いである。

そして当事者はそんなこと百も承知で、早々に備えている様子。

国防長官代行に国家テロ対策センター長のクリストファー・ミラー氏を据える。

日本経済新聞 “トランプ氏、国防長官を解任 デモ対応巡り対立”

まあかつては南北戦争をやった国だし、内戦が起きても全然不思議じゃないのかもしれない。もしそうなったら、国内をまとめるために中国共産党と戦争を始めたりするのかな。

そんなこんなで筆者は最近もう頭の中がアメリカ大統領選挙のことでいっぱい。世界の先行きが決まる権力闘争だからね。

すんなりトランプ大統領が再選すると思っていたら。。

最初はすんなりトランプ大統領が再選するものだと思っていた。4年前からの流れを考えたら、それが歴史の必然だと思っていたからだ。

しかしまさか、こんな展開になるとは夢にも思っていなかった。選挙の当日、朝起きたらトランプ負けそうになってて「へ?」と思ってたら、そこからまさかの展開。

どこまで芋づる式で捕まるのかまだ分からないが、おおげさでも何でもなく元大統領まで有罪なんてことなれば世界史級の事件である。アメリカの刑務所がパンパンになるんじゃないか。

いやいや根拠が無いでしょw とマスコミは報道しているが、普通は裁判が始まる前に手の内を明かすバカはいない。それに法廷で明確に立証して有罪にできるかどうかは別として、こんだけ山ほど状況証拠が積み上がっていれば「いやお前どう見ても黒じゃん」と思うのが普通じゃないかと思う。

証拠が無いからタダの陰謀論、とか言ってる人は、たぶん北朝鮮の拉致とかにも同じこと言う人なんだろうと思う。答えが分かっていないと仮説も立てて話せないというか、う〇こを見ても口に入れてみるまでがう〇こと分からない人ってたまにいる。

ただ、有罪にできるかどうかは話は別である。尻尾を掴ませずに逃げ切る可能性だって十分ある。どんな法廷闘争が繰り広げられるのか。こんな世界史の教科書に載るクラスの法廷闘争、生きてるうちにはもう二度とお目にかかれない。超超注目である。

つーかよ、日本のマスコミはデマ扱いでほぼスルーしてるけど、有罪かどうか以前に、これ現職国家元首とその弁護団が内戦覚悟でやろうとしてる、ハリウッド映画もビックリのこの超ド級のネタじゃん?それをスルーとか、意味が分からない。なんならクソほど煽って視聴率稼げばいいのにね。事の意味が全然分かってない、というか検証能力が無いんだろう。無能が過ぎる。

予言しとくけど、3か月くらい経ってからNHKスペシャルとかで「あのとき何が起きたのか/史上最大の巨大詐欺事件に迫る」とかつぎはぎのコタツ記事みたいな番組を作ると思う。

トランプ大統領再選の意味とは

ところで今回の選挙詐欺事件が世界史級の事件なのか、を解説したい。

裁判が終わっても、ただトランプ大統領が再選して終わり、とはならないのだ。絶対に許さないとパウエル弁護士、ジュリアーニ弁護士も言ってるし、彼らは本気。本当に命懸けで戦っている。

そもそも第45代アメリカ合衆国大統領 ドナルド・トランプ氏の政治観は従来の保守や中道右派とは言えないもので、

  • 反自由貿易
  • 反既得権益
  • 反戦
  • 反ネオコン
  • 国内雇用促進
  • 中間層重視

といった、誤解を恐れずに一言で言うと “反グローバリズム” を掲げている。

何故 “反グローバリズム” なのか?

何故 “反グローバリズム” を掲げることで支持されたのか?

そもそも経済のグローバル化は、新興国と一部の多国籍企業、国際金融基本に恩恵をもたらしてきた。

多国籍企業が安い労働力を目当てに生産拠点を新興国に移すことで、新興国は輸出が伸びて雇用も生まれ、技術も得ることができる。

多国籍企業はコストを抑えられるから業績が伸びて株価も上がる。だから国際金融資本(ウォール街の企業と呼ばれる人達)も儲かる。

新興国ってのは要するに支那(China)、中国共産党のこと。大雑把に言うとグローバル化で恩恵をこうむっていたのは多国籍企業と国際金融資本、つまり一部の金持ちエリートと支那だということ。

一方で割を食ってきたのが先進国の中間層と呼ばれる、金持ちエリートではない平凡な人達。

そりゃあ、生産現場を国外に持っていかれたら当然大半の人の仕事は無くなるわけで、かと言ってみんながみんなグローバル企業で働くようなエリートなはずもない。エリートじゃない平凡な人達が圧倒的に多いのは、アメリカも日本も同じ。

グローバル化が進んだ結果、そういう普通の人達が没落、困窮し、富裕層との格差が拡大しているというのが今までの世界の姿である。

グローバルに自由な競争をやれば当然そうなる。自由に競争すれば経済合理性が強力に働いて、強いものが勝つのは当たり前である。自由競争ってのは即ち弱肉強食の世界。カルロス・ゴーンみたいなクソが幅を利かす世界である。

そんな状況に待ったをかけたのがトランプ大統領。

  • パワーエリートじゃなきゃ満足のいく生活ができない社会なんておかしいだろ?
  • 国ために尽くしてきた普通の人達が使い捨てにされるのはおかしいだろ?

と、行き過ぎたグルーバル化の是正を求めて支持されたのである。

そして実際、大統領就任後は法人税率引き下げ等の政策によってアメリカ国内に生産現場を戻すことに成功し、失業率は改善し景気も良くなった。言ったことはちゃんと実行するのがトランプ大統領。

だからコロナの逆風はあったものの、引き続きこの反グルーバル化の路線ですんなり再選すると筆者は思っていた。

ところがどっこい、そうはならなかった。まさかまさかの不正選挙である。選挙くらいクリーンにやっているものだと普通は思うでしょ。まさかシステム作って票を操作するとか、そこまでするなんて全く想像していなかった。

逆に言うと反トランプ勢も、それだけリスキーなことをやってでも、本気でトランプを潰しにかかってるってことなんだろう。そしてその反トランプ勢は、経済のグローバル化が進むことで利益を得る人達、即ち多国籍企業と国際金融資本、それに連なる大手メディアといった既得権益層。トランプ陣営は、そういう連中と本気で潰し合ってるってこと。

おそらく裁判の結果次第では、この既得権益層の幹部達が国家転覆罪やらなんやらで大勢牢屋にぶち込まれると思われる。

そうしたらどうなるかって?どうなるんだろうw。

既得権に徹底的にメスを入れて、二度とやれないようにぶち壊しにかかるんじゃないかと思う。アメリカのグローバル化推進勢&既得権益層がぶっ潰される、なんてことになったらいよいよ反グローバル化の流れは止まらなくなるし、中国共産党の崩壊って話も現実味を帯びてくる。

まさに人類史の転換点である。

今年は世界史の教科書に載る年末年始になりそう

ということでもう単なる大統領選挙じゃなくなってる、この一連の事件。熱すぎる。

愚鈍な筆者は何が起こっているか今更気づいたのだが、何が凄いって2016年のトランプ氏が演説で悪い奴らをやっつけるって言ってて、つまり4年以上前からトランプ陣営がこのために準備してきたことである。彼らにとっては全部予定通りの出来事だってこと。

今回の選挙キャンペーン中もトランプ大統領は「今回は法廷で決まることになる」って投票が始まるずっと前から言ってたし。最初は「へ?」と思ってたが、まさかこういうことだとは。。

当人達以外、世界中の誰も予想してなかったと思う。いやほんと凄いとしか言いようがない。。

しかしまあ日本人の発想じゃあ、お金配って投票してもらう程度の不正がせいぜいじゃね?システム使って票を書き換えようとか、普通は考えつかないでしょ。まともな感覚じゃ絶対やれない。不正も恐ろしくダイナミックだけど、自浄作用がさらにダイナミックなのがすごい。日本人には理解できないところでバランスとれてしまうのが、アメリカの真の凄さなんでしょうね。

どんだけ腐っても自浄作用が働くという。さすがは世界最強国家よ。

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radical left(極左)の連中が一掃されるのは喜ばしいことだけど、トランプ大統領が再選したところで、短期的に日本の利益になるとは思わない。

そして反グローバル化が進めば日本の会社もそう遠くない時期に生産現場の国内回帰を進めることになるはず。なので全然無関係な話ではないし、むしろ日本の製造業こそ注視しとかなきゃいけない話じゃないかと思う。

中国共産党が崩壊、なんてことになったら支那大陸はぐっちゃぐちゃになる。今から大規模な投資をするとか絶対やっちゃいけない。いつでも逃げられるように準備をしつつ、商売するっていう感覚が正しいと思う。

それくらいのバランス感覚でいよう。

以上っす。

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