今日は子育てと教育の話。
教育を題材にしたドキュメンタリー映画「Most Likely to Succeed」を見ての感想と解説を書きたいと思います。
Contents
- 1 ドキュメンタリー映画 “Most Likely To Succeed” とは?
- 2 “Most Likely To Succeed” 評判良いらしいけどどうやって見るの?日本語のDVDはあるの?レンタルはあるの?
- 3 “Most Likely To Succeed” の面白いところ、見どころ
- 4 映画 “Most Likely To Succeed” の舞台 “High Tech High” とは?
- 5 映画 “Most Likely To Succeed” の問題意識の背景にあるのはアメリカの中間所得層の危機的状況
- 6 これからの時代に必要なのは能力は何か?
- 7 今の教育の課題は何か?
- 8 従来の教育の課題を克服する “課題解決型学習(Project Based Learning)” とは?
- 9 最後に
ドキュメンタリー映画 “Most Likely To Succeed” とは?
「Most Likely to Succeed」 はAI, Roboticsが生活に浸透していく21世紀において、子どもたちに必要な教育は何か?というテーマで、HTH(High Tech High)という米国カリフォルニア州のチャータースクールに通う生徒の成長を追いかけるドキュメンタリー映画。
2015年に米国で公開されて以来、これまでに20カ国以上の学校や図書館といった公共の場や、教育カンファレンスなどで5000回以上の上映会が開催され、日本でも2016年に上陸し、これまで120回以上の上映会が実施されているそうです。
10~20年後、米国の総雇用の47%がAIなどで自動化されるリスクが高いという英オックスフォードによる衝撃の研究が発表されたり、囲碁AI”AlphaGo”がトップ棋士に勝利したというニュースや、2045年にはシンギュラリティ(人工知能が人間の知能を超える技術的特異点)が起きると予測される中で子供達が大人になる時代にはどんな世界が待っているのか?
そしてそのような時代にはどんな能力が求められるのか?
そんなことを考えるための映画です。
“Most Likely To Succeed” 評判良いらしいけどどうやって見るの?日本語のDVDはあるの?レンタルはあるの?
こちらの映画、大変評判が良いため、筆者も1歳半の娘の将来を考えるためにずっと見たいと思っていました。
んで、調べたのですが、一般的な映画館では上映されておらず、TSUTAYAでのレンタルもされておらず、Netflixなんかのストリーミングサービスでも配信されてない様子(;´・ω・)。DVDも普通にお店で買ったり通販で買ったりできるものではないようで、鑑賞の方法は以下の三つに限られています。
- ① Vimeo という動画視聴サイト(英語のみ。スマホアプリもある。)で、レンタル or ストリーミングで鑑賞。
- ② 一般社団法人 “FutureEdu” との共催という形で開催される上映会で鑑賞。
- ③ DVDを購入した教育機関での上映会で鑑賞。
筆者もできれば上映会で見たい(`・ω・´)と思ってましたが、新型コロナ騒動が収まる気配が無いので、上映会で見るのはしばらく無理そう。。
ということで筆者は①で鑑賞。
”vimeo most likely to succeed” でググれば “Vimeo” のサイトが一番上に出てくるので、そこから会員登録、クレジットカードの登録をして、支払いを済ませれば見ることができます。
個人で見るにはこれが一番簡単でしょうね。
ちなみに “Vimeo” はスマホアプリもあるので、そちらでも見ることはできます。
しかし日本語字幕の表示のさせ方等の使い勝手が悪く、スマホだと画面も小さいので、PCのウェブブラウザで見る方がおすすめです。
“Most Likely To Succeed” の面白いところ、見どころ
この映画の素晴らしいところは、2年に渡ってアメリカの先進的な学校を取材し続け、そこに通う生徒や保護者のリアルな心情を描いているところ。
アメリカの最先端の教育者や、Google等の最先端企業の経営者へのインタビューで、彼らが先進的な教育の意義と重要性を語る一方で、生徒や保護者は、伸び伸びとした最先端の教育も良いけども、大学に入るためには従来の偏差値偏重型の教育が必要なのではないか?という葛藤を抱えていることが良くわかります。
映画の中で一人の教育者が発していた「人生で成功したいか、それとも大学に入りたいか」という一言が印象的で、アメリカで最先端の教育を受けている生徒やその保護者、教育者であってもまだまだ手探りの状態なんだなぁ、ということが強く伝わってきます。
映画 “Most Likely To Succeed” の舞台 “High Tech High” とは?
映画の舞台となっている “High Tech High(HTH)” とは、半導体企業のQualcomm(クアルコム)創業者が設立資金を出して、2000年にカリフォルニア州サンディエゴに設立されたチャータースクール。
チャータースクールとは、従来の公立学校では改善が期待できない様々な教育問題に取組むために、州や学区の認可(チャーター)を受けて設立される公立学校のこと。
HTHは偏差値偏重の従来型の教育を脱することを目的とした、課題解決型学習(Project Based Learning)と呼ばれる先進的な教育を特徴としているチャータースクールで、
アメリカの中でも先進的な教育を行っている学校にも関わらず、裕福な家庭の子供が通う私立校ではなく、通う生徒は低所得層の子どもが5割を占めるそうです。
映画 “Most Likely To Succeed” の問題意識の背景にあるのはアメリカの中間所得層の危機的状況
この映画は簡単に言うと “今の教育はダメなんじゃないか?” という問題意識から作られてるわけですが、その背景にあるのが、近年急速な勢いで進んでいるアメリカの中間所得層の衰退。
トランプ大統領が大統領選挙に勝利した一因として指摘されている話でもありますが、アメリカで教育を受けて優秀な成績を修めて一流の大学を出たにも関わらず、高い所得を得られる職に就けない人が急速に増えているそう。
ハーバードのMBAを出ても中間管理職にしかなれてないとか、そんな感じだそうです。ハーバードビジネススクールでMBAとったのに課長さん止まりって、かけた学費に全然見合ってない。。
それはつまり、従来型の教育をきちんと受けた人が豊かになれなくなっているということ。その従来の教育ってやつがもう役に立たなくなってるんじゃないの?と、そういう話につながっていくわけです。
ましてやこれからはロボットやAIによる自動化が急速に進んでいきます。
高度なコミュニケーション能力や、何らかの創造性を必要としない仕事は、全て無くなると言われています。
このまま普通に、今までと同じように学校行って勉強しているだけだと、より一層ヤバいことになるんじゃないの?と危機感を感じてもおかしくない状況にあるわけです。
これからの時代に必要なのは能力は何か?
ここからは映画のあらすじを交えつつ解説します。
これからの時代に必要な能力が何か、という論点は誰しも興味のある話だと思いますが、この映画の中で分かりやすく語られています。
知識の量ではないことは明らか
映画の中でも繰り返し強調されているのが、これからの時代に必要な能力は “知識の量” ではないということ。
いまどき、ググれば大抵の情報は無料で手に入りますよね。
頑張っていっぱい色々なことを覚えても、絶対にGoogle先生には勝てませんよね?
しかも今は常に世界中で膨大な量の知識が生み出され、それが変化し続けています。
それらを頑張って追っかけて覚えること”だけ”を武器にしようなんて、常人には不可能だという話です。
周りにいません?知識だけはあるけど役に立たない人
(映画のあらすじとは直接は関係無いのですが)ってかこの”知識の量”だけではダメって話、これからの時代なんて大げさなことを言わなくても、今でも当てはまる話ですよね?
皆さんの周りにもいません?やたらと知識だけはあるけど、ぶっちゃけ仕事では役に立たない人。
以前会社で、筆者の席の隣にいた人がまさにそんな人でした。
京〇大学大学院を出てる超エリートで、誰よりも色んなことを知ってるんだけど、全く仕事ができない。
チームの中で求められている役割を果たせない、というか果たそうとしないんですよね。
色んなことを知っているって言っても、ちょっと時間をかけてググれば分かる程度のことなので、そこにも大した付加価値は無い。目の前の課題を解決するような、生きた知識にはなっていないと言いますか。
物知りなのに色々な意味で周囲と協調できないので、上司も同僚からもウザがられてました。
モノを覚えること以上のことが一切やれないという、まさに頭のいい馬鹿というか、学歴バカの究極形態みたいな人ですね。
大きな職場だと、ちょくちょくこういう人いますね。
知識を得たいだけなら、Google、Siri、Alexa に聞けば良いよね?
結局その人は誰からも全く評価されず、年齢相応(40代半ば過ぎ)のポジションと仕事は与えられてないものの、本人は
「俺は優秀だ。俺を使いこなせない会社が悪い。他にいくらでも高く評価してくれるところがあるから、今の職場に媚びる必要はない。」
って言って開き直っていて、ある意味幸せそうにしてましたけどね。こいつ幻覚でも見えてるのかな?と不安になりますが。
しかしまあ筆者は隣に座ってたので、ググるより早いかな?と思って、たまに知りたいことを聞いたりしてました。
しかしストレートに知りたいことが返ってくるわけではないので、あまり使い勝手はよろしくない。
まあ聞かれたことに的確に返答できれば、仕事はできるってことですから、ある意味できなくて当然。
「だったら Siri か Alexa の方が良くね?」ってことになるわけです。
そんな変なやつ雇っておける会社も余裕あるなぁ、って感じですが、ググれば答えが出てくるレベルの知識で頭の中パンパンにしてるだけでは役に立たないなんてことは、今でも当たり前ですよね。
これから先、AIやRoboticsによる自動化が進んでいけば、今より更に価値が下がるのは明らかです。
知識の量ではなく知識を活用して何ができるのか?価値を生み出せることが大事
映画の話に戻って、知識量が役に立たないなら、いったいどんな能力が必要なのか?映画の中の有識者へのインタビューでは、
「知識の量ではなく、知識を活用して何ができるのか?新しい仕事を生み出せることが重要だ。」
「他国と競争するためには、革新的な考え方のできる人々を作り出すことが必要です。工場で働ける人ではありません。」
であり、
- 自信
- 批判的思考能力(Critical Thinking)
- 課題解決能力
- コミュニケーション能力
- 他社と協力する能力
- 批判から学ぶ能力
- ストレスに耐える能力
- 時間管理能力
- 職業道徳
- 自分の判断で動く能力
- クリエイティビティ
- グロースマインドセット
といった人間的能力というか、ソフトスキルが重要であると語られています。
実社会での仕事において、そして様々な職場において成功する人々は機転が利いて粘り強く努力し、常に学び続けます。学んで成長する心構えを持っているのです。
スタンフォード大学 教育学部教授のコメント
映画 “Most Likely To Succeed” より
(筆者なりに解説させてもらうと)ある程度キャリアのある社会人なら共感いただけると思うんですが、
- 既知の答えが無い状況でも仮説を立てながら考え続け、周囲と協調しながら問題を解決したり、
- 自分のアイデアを周囲に分かりやすく説明して、協力を得ながら何かを作り上げたり、
- 失敗を恐れずにチャレンジして、失敗しても諦めずにリカバリーして最後までやり遂げたり、
- 課題の本質を素早く見極めて周りを巻き込んで解決して、次の課題を設定できたり、
そういう優秀な人って、どんな職場にも一人くらいはいません?
そしてそういう優秀な人が、必ずしも飛び抜けた知識量を持ってるとは限らないですよね?
でも周囲にある知識を活用することに長けていたり、必要な知識を身に着けるのが速かったり、そういう能力に長けていませんか?
そういう “価値を生める人” “できる人” って定義が難しかったりもしますが、上記のような能力に長けていることが多い。
実社会で役に立つ能力って何なのか、周囲を見渡せば意外と簡単に分かるものかもしれません。
今の教育の課題は何か?
映画の中でも最初に解説されていましたが、今の教育のカリキュラムは、1803年に起こったナポレオン戦争に負けたプロイセン(今のドイツ)が、強く従順な軍隊を作るために考え出した教育システムが元になっています。
その教育システムが、当時工場の生産効率を上げるために、知識と技能が標準化された人材を多く必要としていたアメリカの社会的ニーズと合致し、視察に行ったマサチューセッツ州の教育長 ホレース・マンが感銘を受けて導入したのが始まり。そしてその後に、1892年に10大学の学長らが集まって作成された学習指導要領は今でもあまり変わっていないそうです。
100年以上経った今でもほとんど変わっていないというところが驚きであると同時に、100年前に出来た、20世紀型の産業を育てるための教育方法が今の時代に合ってるわけねーだろ、流石に古すぎるよ!というのがこの映画が言いたいこと。
映画のインタビューの中で様々な有識者が、今の教育の問題点についてコメントしています。自分の備忘録も兼ねて引用させていただきます。
「20世紀を通して私達が作ってきた経済には、程々に訓練された働き手が大量に必要でした。彼らは読み書きができ、簡単な指示に従うことができれば良かったのです。しかし、21世紀に入ってこれは社会に合わなくなってきたと私は思います。 」
Andrew McAfee Associate Director, MIT Center for Digital Business のコメント
映画 “Most Likely To Succeed” より
他国と競争するためには革新的な考え方のできる人々を作り出すことです。工場で働ける人々ではありません。工場労働者を育てていたら勝てないでしょう。ブルーカラーによる工業生産を意図した教育モデルはもう時代遅れです。そういうものが崩壊した時代に我々はいるのです。
私たちが育てなければならないのは、このような新しい情報経済に時代に成功する人々です。そこでは創造性と一種の権威への反抗が讃えられるでしょう。そんな人々こそが積極的に新しいことを試し、失敗しては学び、また挑戦するからです。
そんな人々こそが積極的に新しいことを試し、失敗しては学び、また挑戦するからです。そんな若者を育てなければなりません。
このような能力は認知に関係ありません。世界に関するあれこれを知ることが大切なのではありません。知識を身に付けることよりも能力の方がずっと大事な時代へと変化しつつあるのです。
映画 “Most Likely To Succeed” より
認知科学の概念の一つに、不活性知識というものがあります。暗記して吐き出したあとは二度と使わず、忘れてしまう知識です。
習って記憶してテストで使っただけの知識は約9割が消えてしまいます。後で使える状態で脳に残らないのです。
スタンフォード大学 教育学部教授のコメント
映画 “Most Likely To Succeed” より
私たちが解決すべき問題は、Googleでもよく見かけますが、テストの点が良くても同僚やチームメンバーとしてふさわしくない人がいることです。彼らは共同作業が苦手です。しかも最も頭のいい最高の人材がテストでもトップとは限らないのです。
今の教育は学びたい気持ちを潰します、学ぶなと教えるのです。ただ暗記しろと、教師や上司が求めるものをくみとってただそれをしてみせろと。
将来のキャリアのためにも、魂のためにも最悪なのが今の教育です。
Google シニアバイスプレジデント のコメント
映画 “Most Likely To Succeed” より
仕事についてからテストと同じ状況に出会ったことがありますか?
実生活では必要な情報の全てにアクセスできます。実生活では他人と協力することができます。できるというより協力しなくてはなりません。そうしないと解決しない問題ばかりです。
ならばどうして生徒の実社会での成功を占うために仕事の場では起こりえない状況に生徒を置くのでしょう?
映画 “Most Likely To Succeed” より
生徒に一度も判断をさせないなら判断力なんて育つわけがない。
高校の数年間を教室で大人しく座ってただ教科書の内容を暗記して反復するだけで、自分で何も判断せずに過ごし、社会に出た途端に「さあ決めてもらおう」と言われたら「今まで何も決めたことがないのにそんなことできません」というしかない。
映画 “Most Likely To Succeed” より
学生は、きちんと理解するのではなく、問題のパターンを覚えたり、テストで点をとるためのテクニックを覚えて攻略しようとします。
問題のパターンを知ることです。パターン通りの問題しか出ないのでパターンに従って答えるだけでいいのです。
そして私が直面した問題は、特に頭の良い生徒は創造的なので問題に答えようとします。可能な限りあらゆる方向から問いを深く考えて。
このテストで良い点を取るためにはそんなクリエイティブなプロセスは切り捨てなくてはなりません。そちらへ行ってはダメなのです。〇か×か、黒か白かで考えなくては。コンピューターで採点するため問題に考え方を合わせるのです。生徒にはコンピューターみたいに考えろと言っています。
でももっと悪いのはこんな学び方をすると身につかないってことです。
映画 “Most Likely To Succeed” より
皆さん、好き勝手にボロクソに言っていますが、すごく当たり前に感じるというか、正しいことを言っていると筆者は思います。
従来の教育の課題を克服する “課題解決型学習(Project Based Learning)” とは?
今の教育が時代遅れであることは分かったけど、じゃあどういう教育が良いのか?
アメリカでも、未だ手探りで模索しているような状態ではあるものの、HTHで進められているのが “課題解決型学習(Project Based Learning)”。
“課題解決型学習(Project Based Learning)” がどういうものなのか、詳細に理解しようと思うと、おそらく教育学の専門的な話が必要になると思いますが、映画の中では次のように語られています。
家を建てることも、本を書くことも、映画を作ることも一つのプロジェクトです。
人生において人がすることの大半は観察と考察と記録と結果の発表を含んでいます。
何かを作るためにはこれらの過程を経ることが必要です。
密度の高いプロジェクトによる教育を行えば、本当のやる気が生まれます。忍耐と柔軟さが身に尽きます。
それが学校という人工的なシステムを卒業したあとの人生の成功に結び付きます。
High Tech High CEO のコメント
映画 “Most Likely To Succeed” より
筆者は、
- 自分の興味を出発点としたプロジェクトを進める過程で、必要な知識を身に付ける。
- 実社会でプロジェクトを進めるのと、近いことをやらせる。
ということだと理解しましたが、どうでしょう?他に見た人の意見も伺ってみたいですね。
何かを作る、発表するといった明確な目的を持ったプロジェクトを実際に進める過程で必要なことを学ぶ必要が出てきて、それは主体的な学びなので深い理解につながり、定着し、生きた知識になる。
このポイントは、目的達成に必要な知識が何かを自分で考えて、自発的に学ぶことが最も重要であるということ。
学び方を学ぶ、ということであり、実社会で高いパフォーマンスを出そうと思ったら必ず必要な能力です。
最後に
この映画を見て、勘違いしてはいけない、注意したいと思ったのは、”課題解決型学習(Project Based Learning)”では、決して知識を得ること自体は否定していないということ。
何かを解決したり、生み出す過程で知識は必要なものだけれども、ただ漫然と覚えるだけではダメで、主体的に学ばなければ生きた知識にならない。
更に主体的に学ぶことで深い理解につながって自信が身に付き、生徒の人間的な成長につながるんだ、とい言っています。
これからは、自分の好きなことを追求する人が活躍する時代だ、と言われていますが、人間が主体性を一番発揮できるときは、自分の好きなことをやっているときです。
嫌がる子供に無理を強いて勉強させるのではなく、好きなことをやらせるって、一見して難しいことのように思えますが、これからの子供の成功を願うのであれば、一番現実的な方法なのかもしれません。