うちの子が “こどもちゃれんじ” にはまってます。
“こどもちゃれんじ” って対象年齢毎に細かく分かれているんですよね。1~2歳児用には “こどもちゃれんじ ぷち” ってのがあって、うちの子はそれ。
毎月2,000円くらいの定額で、おもちゃとDVDとかの教材?みたいなものが届きます。
子供用の知育玩具って何買えばいいの?って考えなくていいので、めっちゃ助かるんですよ。
でね、もうね、子供のはまり方がすごい。朝起きたら即「しまじろうのDVD見せろ」って騒ぐの。
さすが、長年子供向けの教材をやってきた蓄積は凄いもので、子供が喜ぶツボを熟知してる。まじすげぇ。
こんだけ喜んでくれて、おもちゃを選ぶ親の手間を省いてくれて月2,000円なら全然いいでしょって感じ。
しかもこれメルカリに出しても売れるんで、なんぼか元はとれそう。
しゃぶりつくそうと思います。
どうでもいい話なんですけど、この ”こどもちゃれんじ ぷち” のDVDの5月号を見てたら、しまじろうが鯉のぼりを指さしながら
「あれな~に~?」って聞いてるんですよ。
ふ~ん、しまじろう、けっこう大事そうに育てられてるのに、鯉のぼりもらえてないんだ、みたいな。
お母さんは「あれは鯉のぼりっていうのよ~(裏声)」って言いながら「ちっ、気づいたか」とか思ってるんですかね。
しらんけど(´・ω・)。
しかしこういう “子供が何にはまってるのか” “何に興味があるのか” って在宅勤務になって、近くにいると明らかによく見えるようになりましたね。
在宅勤務か出社か、って仕事に影響ある?
最近、在宅勤務、テレワーク関連の話で、
“在宅勤務でさぼる社員の実態!” とか
“要らない社員があぶりだされる!” とか
“実は大した仕事してないことがばれてリストラされる!” とか
煽るような話をよく見かけますけど、これってどうなんでしょうね。
※以下、一般的なホワイトカラーの話です。
そもそも仕事をサボるってどういうことだろう?って話なんでしょうけど、サボるとか、大した仕事してないことがばれるとか、在宅勤務とあまり関係無いように思うんですよね。
というのも、在宅勤務になる前から “仕事してない人が誰か” なんて分かってたことだと思うんですよ。管理職からは明確に見えていただろうし、同僚もほとんどの場合は分かってたってのが普通じゃないでしょうか。
普段近くにいる人の仕事ぶりなんて、ある程度見えてて当然て話です。
在宅勤務になって存在感が薄れることで、顕著に分かるようになったってだけの話で、本質は変わってないのでは?
サボる人が出る、ってのもよく分からない話で、露骨に納期が遅れたり、業務品質が低下してればそこを責めれば良い話。たとえ仕事せずにYoutube見てても、業務に支障をきたしてなければ元々必要無いことやってたんでしょ?ってことだし。
管理職が、部下が目に見えるところにいないから管理しづらいとか、評価できないってのも、ちょっと疑問。
もちろん職種によるんでしょうけど、仕事が出来る人って大抵会議に出てたり、外で誰かと会ったりしてて、自分の席にいないことがほとんどじゃないですかね?だから上司が直接部下の仕事ぶりを目にする機会って、意外となかったんじゃないかなぁと思います。
結局、上司が報告を受けて進捗の具合や、レベル感を図ってたってのが、実際のところじゃないかと思いますが、どうでしょう。
逆にいまどき自分のデスクにへばりついてるホワイトカラーなんて、そもそもろくなもんじゃないわけです。エンジニアなんかは別ですけどね。あくまで営業も含む事務方の話。
いやいや、俺は事務職で一日中デスクでPC使って作業してるぞ!って人に怒鳴られそうですけど、それはおそらくRPAとかのロボットやAIに置き換えられる程度の仕事なので、そもそもヤバイわけです。
仕事ができる人ってのは能動的に仕事するもの
出来る人は能動的に課題解決に動くものですから、在宅だろうと何だろうとサボるとか、そもそも無縁の話。
在宅勤務だろうが何だろうが、組織の抱えた課題と、自分がやらなきゃいけないことを十分に理解している人は、自律的に仕事するんですよ。
仕事しない人は、会社にいてもどうせ仕事してるふりして暇つぶししてるだけで、重要な仕事をやってるはずもないので、在宅勤務になろうとそれは変わらない。
仕事の結果を見れば一目瞭然だし、そんなもんコロナで在宅勤務が始まる前から見えてた話のはずです。
少なくとも筆者の会社ではそんな感じですね。
仕事をサボるってそもそもどういうこと?
よくよく考えたら、仕事をサボるって不思議な話じゃないですか?
仕事なんだからやらなきゃいけないことは決まっているはずで、それをやらなければ組織のミッションが達成できないのですから、サボる、というか職務放棄なんて話は、誰かがケツを拭かなきゃ成り立たない話のはずです。
日本の会社の場合、その “ケツを拭く人” ってのは大抵、上司か仕事が出来る人だったりするわけですが、上司にケツ拭かせるようなやつ、普通に考えたら必要無いわけで即刻クビになっても仕方ない。
だから本来 “サボってるやつ” なんてのは存在しないはずなんですよ。
でも不思議なことに “サボってる人” が存在するってことは、サボってもクビにならないから存在するわけです。
ぶっちゃけこんな理不尽な話は無いわけですけど、日本の雇用制度が “会社がつぶれかけようとも解雇はしちゃダメ” という判例で出来上がっているんだから仕方ない。
しかし、いつまでもこんな話がまかり通るほど企業の競争ってのは甘くないわけで、いつかは淘汰されます。これまでもちょくちょくリストラはありましたけど、解雇規制の緩和まではされていないわけで、根本的なところにまでは踏み込んでいません。
コロナで在宅勤務化が進み、仕事してる人/してない人 の可視化が進むってことは、その理不尽さをより強く感じる人が増えるってこと。
それによって日本の雇用問題の根本的な解決の時期が早まるのではないか?と思うのですが、どうでしょう?
今日はここまで。ではでは~。