今日は多くの企業で進む”テレワーク”に関する話題です。
新型コロナウイルス騒動をきっかけに多くの企業でテレワークの導入が進み、以前の記事で、10年後はサテライトオフィスや在宅でのテレワークが普通のことになっているだろう、と書きましたが、
10年後どころではなく、もう間もなく実現しそうな気がしてきました。
時計の針が早まったというか。
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東京オリンピックに向けてのテレワーク推進のはずが、新型コロナウイルス騒動で前倒し
筆者の会社では、東京オリンピックの開催に合わせてテレワークを推進していく方針でした。
そして今はまだ社内のネットワークインフラが外部から大勢がアクセスしても大丈夫な仕様になっていないので、東京オリンピックまでに大勢がアクセスできるように整備を進めていこうかぁ、ってことになってました。
しかし、今回のコロナ騒動でかなり強めにテレワークが推奨され、インフラの強化完了の前に大勢が一気にテレワークを始めたもんだから、ネットワークがパンクしちゃいました。
みんな「どうすんだよ、おい。つながんねーじゃねーか、メールも見れねーぞ(怒)」って感じでイライラMAX。
んで、ITインフラ担当の皆さんとかが色々と対策を講じて改善はされてるものの、やっぱりオリンピック時期までに予定していた環境整備を前倒しで進めようという話になり、今急ピッチで進めています。
うちだけじゃなく、そういう、まだ対応できてまへん!って会社は多いんじゃないかな?
急にこんなことになるとか、誰も予測してなかったでしょうし。
ってか、技術が発展してテレワークができるようになってたから良かったけど、ネットがなかったらどうなってたんだろう?
いつも通り満員電車で絶対出社しろって感じ?考えただけで恐ろしい。
前倒しで進むテレワークの導入
テレワークの推進の話に限って言うと、元々推し進める方向でみんな動いてたのが
今回の新型コロナウイルス騒動がきっかけで、一気に取り組みが進んだのは間違いないでしょうね。
会社の制度的には「テレワークやっていいよ」と言われてても、サボってると思われたくないからなんとなく会社来てました、みたいな人達も多かったんじゃないかと。
テレワークにすれば色々楽になるとみんな分かってたんだけど、なんとなく周囲の出方と空気感を伺いながら「お前先にやれよ」「いやお前がやれよ」みたいな雰囲気だったけど、
半強制的にテレワークしろって言われたから、しょうがねーな、いっちょやってみるか、みたいな人が多いのでは。
そして一回テレワークしちゃうともうね、満員電車で時間かけて通勤してた頃には戻れないですよ。
筆者もやってみて本気で実感してますが、通勤時間ゼロってめちゃめちゃ楽ですよ。
もう前には戻りたくないっす。まじで。
更に、以前は会議でそれっぽいこと言って重箱の隅をつつきつつ、存在感だけは示してた人達も、
会議が激減したことで「あれ?あいつらいない方がスムーズに進むんじゃね?」って、
実は仕事増やしてただけだったことがばれてたり、総じて生産性は上がってるんじゃないかな、とすら思います。
皆さんはどうだろう?
もうこうなると、一気にテレワーク化が進むんじゃないかな?
テレワークでも全然いけんじゃない?と思った人って多いと思うんですよね。筆者もそうです。
結局世の中は人でできているわけで、こういう形であっても合意形成が進めば、物事は早く進むと思います。
世の中には流れってものがあると思うんです。大局というかメガトレンドというか、そういう不可逆な、変えがたい流れが。
技術の進歩で可能になったテレワークも、日本のみならず世界中で進んでいる話ですし、間違いなくメガトレンド的な話です。
希望的観測半分、確信半分って感じですけども。
組織毎に親分の個性が出る、テレワークとの向き合い方
実際に自分の職場でテレワークが導入されて、ちょっと面白いと感じたのが、同じ会社でも、ボス(事業部長とか部門長とか、それくらいの組織の親分)によって対応が全然違うこと。
筆者の勤める会社では、全社的にテレワークを推進しているものの、実際の運用は各部署に任せますー、というノリ。
民主的というか、地方分権感が強いというか、中央が弱いというか。
なので同じ会社でも組織の長の考え方によって取り組み方が全然違ったりします。
ここぞとばかりに世の中の流れに乗って、自分も含めて原則テレワークにして
「会議も原則オンライン!どんどん効率上げていくからみんな提案して!」みたいな、チャラい感じのボスもいれば、
「なんか世の中テレワークとか言ってっけど、お前ら分かってるよな?ちゃんと会社来いよ?」みたいにプレッシャーをかけるパワハラ気味のボスがいたり。
ただ、多少無理してでも会社に来させる部署には、相応の理由があります。
テレワークができない現場業務の改革が今後の課題
製造業の会社であれば、製造ライン等の ”現場” を抱えてると、そこのスタッフやエンジニアは物理的に自由にはなれません。
やっぱり現場に近い部署ほど、安易にテレワークってわけにはいかなくなります。
東京都心のオフィスだけで事業は成り立ってないですから。
飲食店、小売り店、建設現場、保育園、医療現場、公共交通機関。当たり前ですけど、製造現場だけじゃなく、こういう “現場” 無しに社会は成り立たないわけですけど、こういう “現場” は人手不足に悩まされてるのは周知の事実。
オフィスワーカーのテレワーク化が進み、”働く場所” の物理的制約から解き放たれると、ますます(言い方は悪いですけど)“場所に縛られる” 現場業務の不人気化が進んでしまいます。
そうすると更に人手不足に悩まされるようになるという悪循環。
想像を膨らませただけですけど、そうなりそうな気がしません?
そういう問題をテクノロジーで解決する、ってのが次の時代の課題なんでしょう。
参考リンク<内閣府 ウェブサイト “Society 5.0”>
IoTとか、AIとか、ロボットとか、ビッグデータとか。そういう視点で見ると、第四次産業革命とかSociety 5.0とか、何言ってるのか良く分からない話も少しは見えてくる気がしません?
AIが仕事を奪うとかそういう話じゃなくて、テクノロジーは人を豊かにするものだ、って話。
具体的にどうやるのかって?それを考えるのが仕事ってものじゃなかろうか(/・ω・)/
今日はここまで。
ではでは~。