電機業界と会社の話

世界経済のこれからについての雑感

企業の最前線にいると団塊の世代が引退してだんだん昭和的な価値観が薄れてきてると感じる。

新しいことに挑戦しようとする空気感は日に日に強くなってる。

まあ日本経済はずーっと低迷中で、当事者としては閉塞感を感じるし、最近の20代とか30代って一生懸命勉強してて優秀な人も多いし、彼らは意識も高いから、先輩たちのやってきたことをなぞってても生き残れないと感じてるんだよね。

けど政治が変わらないのよ。人数の多い団塊の世代とかの昭和世代もまだ生きてて選挙に行くから、彼らの意見が未だに強く反映される。

定年のある会社なら強制的に新陳代謝が進んで、団塊の世代も消えていくんだけど、選挙権に関してはそうはいかない。ぼけたジジババにでも選挙権はあるし、積極的に選挙にも行くから、どうしても人数の多いジジババの意見が反映されてしまう。

もうすぐアベノミクスも終わるし、日本は人口、移民、教育、年金、医療とか、見て見ぬふりをして先送りしてきた問題を片づけなきゃいけないけど、しばらくは無理そうな予感しかしない。。

ものづくりに頼っていた産業構造も変えないといけないっていうのは日本の最重要課題の一つなんだけど、政治の後押しは期待できなさそう。

一方で世界の政治と経済はどうだろう。

アメリカは世界の盟主から降りたし、それにとって代わろうと中国が頑張ってる。けど中国は先進国から嫌がられてるし、アジアの途上国とも仲良くない。ついでに強烈な勢いで高齢化するからすぐ失速する。そんなに長くもたない。

じゃあそのあとは?人口の多いインドが世界の経済成長を引っ張っていくのかな?

ちなみにこれから米中貿易戦争のあおりで世界経済は不況に突入する。この対立は一時的なものじゃないので長期化する。延々と続く。ということは不況も長期化する。

特に日本経済はやばい。輸出先1位と2位の米中が失速するんだから、やばいに決まってる。だから大企業が国内市場に目を向け始めているのは必然の流れ。

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