今日はユニクロのコンフォートジャケットとEZYアンクルパンツを買った話。
朝晩は大分涼しくなってきたのでそろそろ秋服の支度を始めたくなりました。
どうせ買うなら日常的に着たいし、そうすると会社にも来て行くことになるのでやっぱりセットアップが簡単でいいなぁと思い、セットアップを買うことに。
ラフに使えてオンオフ着回せて手入れも楽なカジュアルセットアップって、トレンドど真ん中なので最近どのブランドも提案を強化していますが、ちょうどプレーンなデザインのものを持ってなかったんですよね。
Contents
化繊混セットアップの相場観は?
びよびよ伸びて着やすい化繊混のやつがいいなーと思い検索。
BEAUTY&YOUTHだとこのあたりかな?
上下セットで約3万円くらい。TR素材だしとっても良さそう。
検索してるとセールにかかってるものもあるけども、店頭に試着に行きたいからとりあえず無視。
次にドメブラ代表ということでATTACHMENTだとこのあたりかな?
上下セットで55,000円くらい。いいものであることは分かっているがやっぱり高い。けどこのレベルのドメブラにしては意外と安い気もしますね。6万円を超えるイメージだったけど価格抑えめのアイテムもあるということなのかな。
ちなみにATTACHMENTのこれは素材が、綿62% ポリエステル38% ということでポリウレタン混じゃないのもポイント高い。筆者は可能な限りポリウレタン混は避ける人です。ポリウレタン混については色々な意見があって論争になりやすい話ですが、改めて筆者の意見を書きたいと思います。
そしてユニクロだとこのあたりかな?
まずはCMでもよく見る感動ジャケットと感動パンツ。
www.uniqlo.com
www.uniqlo.com
コンフォートジャケットとEZYアンクルパンツ。厳密には生地が違っているので完全なセットアップではないけども、色を黒にすればばれへんやろ!ということで候補に。
感動ジャケット&感動パンツ、コンフォートジャケット&EZYアンクルパンツ、両方とも上下セットで1万円弱。
お値段の順にまとめると
- ユニクロ:10,000円くらい
- セレクトショップオリジナル品:30,000円くらい(BEAUTY&YOUTH)
- ドメスティックブランド:55,000円くらい(ATTACHMENT)
だいたいこんな感じの相場観です。
昔からATTACHMENTが好きなので買いたいところなのですが、今年はコートも新調する予定なのでここは頭を冷やしつつ、ぐっと我慢。安く済ませられればそれに越したことはない。
UNIQLO コンフォートジャケットとEZYアンクルパンツを試着して購入
ということでまずはユニクロの店舗へ試着しに行きました。
ユニクロなので素材が良いことはだいたい想像つきますが、問題はシルエットが良いかどうか。
もっさりしてないといいなぁと思いつつ試着してみると。。
まず感動ジャケット&感動パンツ。ジャケットはLサイズ、パンツは76サイズを試着。
まあまあいい。
いいんだけど、ジャケットはウエストの絞りが甘くて後ろから見ると四角く見えてボックスシルエット気味。
パンツは裾幅が太め(サイズチャートを見てみると裾幅19cm。数値の上でもちょっと太め。)。
もうちょっとテーパードが効いていると垢抜けるのに。
カジュアルセットアップとしては全体的に許容範囲ぎりぎりだけどおじさんぽい、という感じ。
点数つけるなら60点~70点くらいか。
次はコンフォートジャケット&EZYアンクルパンツを試着。ジャケットはLサイズ、パンツはMサイズ。
ああ~、こっちの方がいい、断然いい。
ジャケットのウエストの絞りもそこそこあって、パンツはアンクルカットで裾幅細目(サイズチャートでは裾幅17cm)のテーパードが効いた形。
更にパンツは腰回りにゆとりがあって感動パンツより履いてて楽。
全体的に細身に見える作りになっており、程よく抜け感もあるという大変現代的なシルエット。
ただ、やっぱり厳密にはジャケットとパンツで生地が違うので、近くで見るとセットアップじゃないことは分かってしまう感じ。
上下合わせて80点くらいかな。及第点でしょう。
ということでタイトルにある通りコンフォートジャケット&EZYアンクルパンツ購入。
やっぱり上下で1万円切るってのはでかいですね。ATTACHMENT欲しかったけど。。
UNIQLO コンフォートジャケット&EZYアンクルパンツのレビューと着こなし
そして家に帰って着てみました。以下、着画とレビューと着こなしの解説です。

カラーは黒。遠目に見れば素材の違いはほぼ判別できないかと思います。
生地は綿とポリエステルのジャージ生地なので着心地はめちゃ楽。ケアも洗濯機でOKでしょう。
ジャケットはポリエステルの混率が70%で少し化繊ぽさというか艶がある感じ。
ラペルもペラペラな感じは全く無く、しっかりとした厚みと立体感があります。
パンツはウールライクと言っているだけあってほぼウールに見える生地感。両方とも値段に対して不相応な良品です。
肝心のシルエットは及第点ですが、袖が少し長い気がするのでまくってみると


あらあらまあまあ、とってもいい感じに。
シルエットをごまかしたい時は袖をまくるに限りますね。ジャージ生地なので袖まくりも気を遣わずやりやすい。
この着こなし方は応用が利くので少々説明しておきます。
洋服を着たときに目立つ箇所というのは大体決まっていて、首から下だと手首足首が一番目立つ箇所です。
特に動く時には手や足の先端部分は大きく動くので目立ちます。
あとはトップスの裾部分。要は動きが出る先端部分は目立つ、と覚えましょう。
なので洋服を着たときには手首足首周りのシルエットやステッチなどのデザインが見た目を大きく左右するのですが、捲ってしまえば(ロールアップしてしまえば)良し悪しなんて分からなくなるわけです。
手首足首が露出すると色気も出るので一石二鳥です。冬は屋外では寒いからできませんがコートを着てればジャケットの袖は見えなくなりますし、室内に入ってコートを脱いでも暖房が効いているでしょうから、室内では捲ればOKです。
着こなしで工夫した箇所がもう一点ありまして、カットソーをレイヤードさせています。レイヤードというのはジャケットの裾の下からカットソーを出していますよね。これをレイヤードと呼びます。

何故レイヤードさせたのかの理由ですが、このEZYアンクルパンツ、ちょっと難点というか注意点がありまして、ノータックなんですよね。
タックってのは腰回りのひだひだのことで、これが無いので腰回りの情報量が少なくてのっぺりしてるように見えるというか地味な感じになるんですよね。
最近のトレンドでは腰回りをゆったりさせて履きやすくするとともに、タックを入れて情報量を付加して寂しい感じをなくすことが多く、ドメブラなんかの一定以上の価格帯以上のものだとそれが顕著です。
上記のATTACHMENTのパンツもワンタックが入っていますし、先日ご紹介したNEATなんかはまさにそういう作りのパンツ。
そういうパンツであれば腰部分を露出させてもおかしくないので(おかしくないどころか露出させたくなるくらい)、トップスの裾をパンツに入れてしまうタックインがトレンドになっていたりします。
しかしこのEZYアンクルパンツはそこまでの作りにはなっていません。
そこがユニクロとドメブラの違いだし、やっぱりドメブラの方がおしゃれに着こなし易いのです。
しかし5~10倍近い価格差があるわけで、それを払っても良いと思える価値を感じるかどうかは、その人の価値観次第でしょう。
ということでEZYアンクルパンツは腰回りを露出させてもあんまり良いことない。
なのでできるだけ腰周りを隠すために、これくらいの着丈のカットソーを下に着て着丈短めのジャケットの裾から露出させましょう。
ジャケットの着丈に足すような形になるので、袖のロールアップに加えて更にジャケットのシルエットがごまかされます。
そして上下黒の間に一本白い線が入るので、ちょっとデザインが足される感じにもなって、とってもおしゃれになります。
アパレルスタッフの人みたいに見えますよね。着こなしを工夫していくと自然とそうなります。
このレイヤード、必ずしもやる必要はないんですが、簡単にオシャレな感じになる方法としておすすめです。
あとは足回りですが、アンクルパンツというだけあってアンクル丈なのでロールアップ必要無し。
そして裾幅もMサイズで17cmと、スキニーみたいにぴったりし過ぎずちょうど良い。足首は、まだ暑いので出してますが靴下は靴から露出しないフットカバーを履いてます。
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このコンフォートジャケット&EZYアンクルパンツ、シルエットは及第点だし値段不相応の超良品なのは間違いないです。
ただやっぱり量販ブランドの宿命というか、ドメスティックブランドと比べてしまうとトレンド感が不足してたり一味足りず、そのまま着ても100点満点には届かない。
まあ値段の差を考えれば当たり前の話ですが、そこは着こなしの工夫でカバーしましょう。
何度も言いますが、これが上下で1万円未満です。
コスパ抜群のセットアップ風ジャケット&パンツ。間違いなくお勧めです。
ではでは。