IMFの試算では、2020年の世界の経済成長率はマイナス3%になるらしい。リーマンショックの時の2009年でもマイナス0.1%で、マイナス3%は世界大恐慌以来の数字だそう。
世界大恐慌が第二次世界大戦の引き金になったことを思えば、これがどれだけ恐ろしいことか、よく分かると思う。
なもんで、おっかねえ((;´Д`))とドキドキしながら、経費削減策を立てたり、会社の予算の見直しをしてたんだけども、どうやら4~5月は思ってたより悪くなってない様子。
BLS(米国労働統計局)が5月の非農業部門雇用者数は250.9万人増加して、失業率は13.3%に改善したと発表して、市場予想大外れやん、思ったより悪くなってないやん、な雰囲気になってるし、実際会社の単月実績を見ても、思ったほどには悪化していないんですよね。カテゴリーによってはむしろ良くなってるところもあるくらい。
もちろん外食やレジャー、航空業界といった壊滅的な打撃を受けている分野もあるので、自分がいる電機機器産業の界隈は思ったほど悪くなってないってだけの話かもしれませんが、いずれにせよマクロ的には思ったほどでもないのでは、、な空気感になってますね。
いやこれ、むしろやばいのは米中戦争の方なんじゃないの?という話になってきていて、経営層からの指示も、むしろそっちのリスクシナリオを書けっつー方向になってきてます。
たしかに、考えてみればその通りかもしれない。
何故ならコロナの方は被害や影響は大きいんだけども対策の方向性は決まってるから。
ソーシャルディスタンスをとったり、人が密集するのを避けたり、国外から来た人や感染者を一定期間隔離して感染拡大を防ぎつつ、とにかく早くワクチンを作る。国や地域によって細部は違うかもしれないが、やることの方向性はこれしかない。被害は大きいかもしれないが、ある意味でやることは見えていて、それらを徹底して、経済対策としてはお金をばらまく。これしかない。
やるべきことが明確で、かつコンセンサスもとれている状態であれば、過去の景気対策の経験もあるので優秀な人が集まっている当局であれば舵取りも比較的やりやすいんじゃないかと思う。
いつかはワクチンができてコロナにも勝つんでしょう。今までの人類の歴史がそうであったように。
でもね、米中戦争の方はさっぱり分からない。
だってさ、想像つかなくない?
アジア太平洋地域からアメリカ軍が追い出されたら、たぶんアメリカの負けってことになるんでしょうけど、果たしてどっちが勝つのか?よく分からん。
なんとなくアメリカが勝ちそう(ってか不沈空母日本に住む身としては勝ってもらわにゃ困る。)な気はするけども、どういう経緯をたどるのか?ミサイル飛んでくるの?サイバー空間でドンパチやって終わるの?
香港は?このまま中国共産党に支配されちゃうの?
台湾は?中国共産党に取り込まれちゃうの?
韓国は壁の分際で中国&北朝鮮側につくとか寝言言ってっけど、どうすんの?
朝鮮半島を取られたら日本ヤバいって白村江の戦いからの常識だけど、やっぱみんなで防人やんなきゃダメ?
とかとか。ふつーにこえー(;´Д`)。
今のところ自分が見える範囲では、米国から中華企業のブラックリストが送られてきて「ここに米国製の技術が入ったモノを売ったら許さないよ」と通告されてる段階。
なので中国企業と取引ができなくなるとやべーなぁくらいの話だけども、話が進んでいくとコロナと違って影響範囲とか期間とか、正直見通せないので、コロナよりよっぽど怖いわけです。
さてさてどうしたもんでしょう。
今日はここまで。ではでは~。